アラフォー新人看護師の日常

安心老後を夢見て、資産形成中。家計と投資と日常をゆる〜く綴ります。投資は自己責任で。家族は7人、トイプードル。

肺炎って風邪の酷くなったものと思ってた!

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日本人の死亡理由の第4位である肺炎。肺炎は全死亡数の約10%程度を占めています。

私、’肺炎’って肺にウイルスや細菌が入ったり、風邪がひどくなったものが肺炎だと思っていました。確かに感染性の肺炎もありますが、高齢者では’誤嚥性肺炎’の場合が多く、70歳以上では70%以上が、90歳以上では95%近くが誤嚥性肺炎であると言われています。

 

 

誤嚥性肺炎とは 

食べのものや唾液が気管に入り、肺炎になることを’誤嚥性肺炎’といいます。

誤嚥性肺炎に罹患する理由は、加齢や疾患に伴い飲み込むのに必要な筋肉の筋力低下、脳卒中認知症パーキンソン病など神経筋難病で喉の神経の機能が低下してくると喉の動きもにぶくなって、飲み込みが上手くできなくなります。

神経の機能が低下すると気管に異物が入っても正常な咳込みがおこらず、食べ物が気管に入ってもそれを出さずにいる状態に。その結果気管支炎や肺炎が起こります。

以前はむせなかったのに、時々むせるようになったり、食後に声が枯れたり、飲み込みにくさを感じるようになったら、注意が必要です。

誤嚥性肺炎を防ぐには?

嚥下機能が悪化した場合は、手術などの治療方法もありますが、リハビリテーションで改善される場合が多いです。
 日ごろから、トレーニングをすることで予防や改善ができるので、高齢者がいる場合や、むせが多くなったと自覚している方は生活の中に取り入れてみるといいかもしれません。

  • 発音練習 パタカラ体操
パタカラ体操はお口の代表的な体操の一つで、食べ物を上手にのどの奥まで運ぶ一連の動作を鍛えるための、発音による運動です。
加齢に伴い筋肉が弱ってくると、お口の周りの筋肉や舌の動きが悪くなります。その予防・改善が目的です。「パ」「タ」「カ」「ラ」と発音することで、食べるために必要な筋肉をトレーニングします。 はじめよう!やってみよう!口腔ケアより引用

 昔ポンキッキで流れていたパタパタママっていう曲、あの曲のサビだけでもパタカラ体操に♪ なつかしい~!

www.youtube.com

  • お口の中を清潔に保つ

口腔内細菌が繁殖すると、歯周病を併発したり、誤嚥によって細菌が肺に入ると、重症の肺炎を起こしやすくなります。
食後は毎回きちんと歯磨きをし、いつも口の中をきれいにしておくことが大切です。虫歯や歯肉炎、歯槽膿漏はしっかり治療しておくことが大切です。

逆流性食道炎がある場合も、睡眠中など食物が逆流し肺内に入り肺炎を起こしやすくなるので、注意が必要です。

 

  •  口腔周囲筋ストレッチ・トレーニング

 

 肺炎球菌ワクチン接種していたら防げる?

感染性の肺炎の予防には効果はありますが、肺炎球菌ワクチンでは誤嚥性肺炎は防ぐことができません。

 

まとめ

 肺炎は風邪の酷くなったものもありますが、それだけではありません。高齢者の多くは誤嚥性肺炎に罹患します。医療や介護の現場でも誤嚥性肺炎に罹らないよう、嚥下訓練をしたり、食べやすく誤嚥しにくい食事にしたりいろんな工夫がされています。

 肺炎の予防には、栄養バランスのよい食事を摂ること、あまり無理しすぎず、ストレスを溜めない生活をし免疫力をつけておくことが一番の予防になります。

 誤嚥性肺炎の予防には、しっかりと予防策をとり、栄養バランスのよい食事を摂ること、あまり無理しすぎず、ストレスを溜めない生活をし免疫力をつけておくことが一番の予防になります。

 

 

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